カナダの樹齢200年
ウェスタンレッドシダーで造る
『生命の宿る家』
少しさかのぼって頂きまして、家造りを始めようと思ったきっかけを教えてください。
震災で家がダメになっちゃって。
地盤が悪かったみたいで基礎が割れてボロボロになってしまって。
ああいう状況を見ちゃうと、もうそこには住めないっていうのが正直な感想です。
建て直せる状況じゃなかったんです。
建てる気はなかったけど壊れちゃったからしょうがないかなって、そこからすごく勉強を始めて。
永く住むんだから耐久性のある自然素材の丈夫な家がいいってね。
それでハンドカットがでてきて。
ハウスメーカーは嫌だった、かといって昔風も嫌で、ログハウスが良かったんですけど。
子ども達に『ふるさと』を、帰る場所を残せればいいかなって思って、帰って来たら家があるってね。後は勢いだね。
震災があって1ヶ月後に、じゃぁ家を建てようと動き始めて毎日勉強しました。
一般的なルートとしては9割の人が家を建てようとすると、まず住宅展示場に行くんですよ。
参考にする人もいれば冷やかしで行く人もいるんですけど。
皆に言われました「旭、行ってくれば~面白いよ!」と。
1回も行かなかったんですか?
1回だけ行きましたよ。近所の人がWルドさんで建てたんで完成見学会を見せてもらったんだけど。
グリーンライフさんのログハウスを見た後だから、かすんじゃって。
でも、参考までには見に行きましたよ。
増築した所がそういう造りだったから、もういいやって感じでした。
昔からの造りの半分の床の方は夏は素足で涼しくて、冬は暖かくて、増築した方のフローリングは冬はひゃっこくて靴下を履かないと歩けない。
以前から建ててあった方は何年頃に建てられたんですか?
昭和40年に建てた家です。めずらしいですよね、昔からの造りの家に増築したハウスメーカーの家が繋がっていて、どっちにも住んでいたじゃないですか。
古い家の方は少し湿気を感じて嫌だったけど住み心地が良くて。
住んでいて違いを感じました。
澤田さんのセミナーも勉強になりました。
意外に昔風の家を造っていながら考え方はけっこう最新的なテクノロジーで化学的な家になっているんですよね。
たくさん勉強されたのは雑誌からですか?
そうですね、ログの本でしたね。
『夢丸』をよく読みました。社長も載ってましたからね。
実際住んでみての感想はどうですか?
生活しやすいですよ。動線もコンパクトだし、前の家がめちゃくちゃだったからね。
不満は何もないです。
夏は涼しいし冬は暖かい…薪ストーブもあるおかげですが。
寒さ知らずというか、朝起きて外に出るまで寒いってわかんないんです。
朝、薪ストーブはご主人が早起きしてつけるんですか?
早起きじゃないけどね(笑 朝、暖かいからね、夜寝る前に薪をばっと入れて絞って寝て、そうすると朝まで暖かいからね。
子ども達はこの前の冬は暑がって窓を開けたり、毛布一枚だったり、2月頃にようやく厚い布団を使い始めました。
社長:薪ストーブがあるとこって人が集まる法則があるんですよね、勝手にそう信じてるんです(笑
光熱費は変化ありましたか?
前は電気とガスとお風呂が灯油だったんですけど、それが今は冬なんて半分位ですんでます。
ソーラーをつけるとまた変るかな~(笑)電気やさんに友達がいるんです。
反対もしないですけどお勧めもしないです。
屋根…1番いい形をしていますから、理想的な屋根の形です。
住み始めてからここはこうして良かった!
してやったり!みたいな所はありますか?
逆もお願いします。ここはこうしておけば良かった所も。
不満はいっさいないんですよ。…そうですね、もう少し収納で棚を作っておけばよかったかな~と思うくらいかな。
知らない人に声を掛けられるんですよ!
「ステキな家ですね~!」とか「すごいですね!」って♪
嬉しいです。声掛けられた方には工務店紹介しますよって言ってるんですよ。
今後お家を建てる方へのアドバイスをお願いします。
ちゃんと勉強したほうがいいですね、知り合いがどこそこで建てたから、じゃあ家もそこでっていうのはね。
知識はちゃんと持ったほうがいいです。
あとはアズウェルさんへ相談だね。
自分が譲れない所や我慢できる所とか、自分は素人だからわからないから疑問に思う事は何でも聞いちゃう。
あとは加藤社長がなんとかしてくれるから(笑
そうです。
女性は見た目とかに影響されちゃうでしょ、床もフローリングと無垢の木の違いとか、壁紙と漆喰の違いとかよくわからないでしょ。
こんなに住み心地が違うのにね。
お友達の新築の家に行くと鼻にツンとくる匂いがダメなんです。
知らないって恐ろしいですね。
だからアズウェルのお家をみんなに教えてるんですよ!
T様貴重なお時間をありがとうございました!